保育内容総論を学ぼう!

2019/06/12(水)

本校は領域及び保育内容の指導法に関する科目の一つとして、こども環境科1年生の前期に保育内容総論を開講しています。

本科目では、幼児教育において育みたい資質・能力と、幼稚園教育要領・保育士保育指針の5領域のねらいや内容とのつながりを理解し、保育内容を総合的に捉える視点を養っていきます。

講師は現役の幼稚園教諭の「認定こども園よしの」の羽鳥美乃先生。幼児教育で育つ資質や能力が、遊びや環境を通して育まれることを、現在担任を持ち保育をしている現役の先生から学べることは、学生にとっては大きな力となっています。

リアルタイムで起きているエピソード披露に、学生の目は釘付けとなり、より学びが深まっていきます。

学生は保育者しての役割を一つひとつ細かく学びながら、自分なりの教育観・保育観を育てていきます。

章に関わる保育のエピソードを話してくださる羽鳥先生。この日授業では5領域の健康についてのねらいや内容の講義でした。

2歳児のマラソン練習時のエピソード披露。

「どんなに小さくても諦めない姿は感動です。ヤギの方に行ってしまったり、犬を触りに行ったりと、目が離せなかった子も、1年経つと変わるんです。ゴールを目指すことができるのです。結果だけではなく、日々の練習ではこどもたちから学べるものがあるのです」

前半の講義では、学生は羽鳥先生の話しを聴き漏らさないように、一生懸命にノートを取っていました。
後半は体育館での演習です。保育の現場で活用できるさまざまな運動遊びを教えていただきました。
ジャンケンをして、負けた人は足を広げていきます。
「ロンドン橋落ちた」は保育現場の鉄板遊び。応用編では、橋になる2人がどんどん増えて、スピード感が増した遊びへ展開していきました。

健康を保つことに必要なことは何ですか?

その理由を、それが何のために必要なのか、先生が手を添えながら、繰り返し、繰り返し言い、行う。それがやがて習慣となり、健康へと導いてくれるのです。

ゴールは健康。健康は自分で作っていくのですね。