生活と音楽を学ぼう!

2019/06/12(水)

介護環境科では1年生の前期に、人間と社会の領域の一つとして「生活と音楽」を開講しています。

講師は音楽アクティビティディレクターでエルム楽器講師の川崎晶子先生。

人間が一生の間で触れるさまざまなジャンルの歌や音楽、介護の現場で実践していけるスキルを、歌唱演習を通して習得していきます。

また、高齢者に対する音楽レクリエーションを展開する目標を理解し、その身体的・精神的・心理的な効果や認知力の向上についても考えていきます。

脳の活性化や心の安定、気持ちの発散等の目的を持ったプログラム構成の方法、リハビリ効果のある小道具の紹介や作り方、活用方法等について多角的に学んでいきます。

「青い山脈」とてもポピュラーなこの曲ですが、10代の学生にとっては不思議な世界。高齢者が大好きなこの歌を、一生懸命覚え、歌います♪
歌唱指導に使う模造紙に書いた手作りの「歌詞カード」。300位あるそうです。歌詞カードをホワイトボードに貼るお手伝いをする(毎回)優しい学生さんも素敵!
川崎先生の美声が音楽室に響きます。ビブラートが雨の様に降り注ぎ、まるで歌手の歌を聴いているみたい。
高齢者が好む歌謡曲や童謡等の歌詞のコピーをファイリングし、歌い、徐々に覚えていきます。
ハンカチを使って、歌いながらの音楽体操。上半身や腕の筋肉を使い、楽しみながら運動能力の維持につなげていく効果もあります。
先生からお借りしたハンカチを丁寧に畳む学生。毎回アイロンを掛けてくださるのだそうです。ありがとうございます。
以前習った手話歌を歌いました。皆さん、結構覚えていましたね。
私たちの生活の中には、いつも音楽が流れています。音楽を楽しむ心はどの方も持っているはず。そんな心の琴線に触れることができたら、きっと素敵な介護福祉士なれると思います。