車いすの移動介助を学ぼう!

2020/07/04(土)

介護環境科では生活支援技術という科目を長期スパンで学んでいきます。

生活支援とは何か、その人らしい生活支援とは何かなどの基本的考えから始まり、生活の中の一つひとつのカテゴリーについて幅広く細やかに学んでいきます。


今日紹介するのは介護環境科1年生の車いすの屋外における移動介助の方法です。

この日は、学校近郊にある昭和公園に、車いすで往復しました。

車いす体験を通して、利用者の視点から環境に応じた操作方法などを習得し、利用者役と介護者と両方を経験し、安心・安全に考慮した支援の方法を学びました。

就職後は、外出など、屋外で車いすを介助する機会が多くあります。

担当の介護環境科専任講師の伊東利恵先生から、砂利道や坂道、交差点での注意点、乗用車はもちろん、歩行者や自転車を運転している人へ配慮など、丁寧で細やかな指導を受けました。

2名1組でペアとなり、学校を出発しました。
閑静な住宅街の中にある学校を後に、事前の学習で学んだ知識と技術を思い出しながら、公園に向かう学生たち。
交差点は、歩行者に配慮しながら渡りました。
段差は斜面ではなく、直角の位置から移動します。
この日1番の難所である砂利プラス坂道。伊東先生は腰、腕、足の力の加減や、持ち位置などの見本を見せて、個別に丁寧に指導していました。
行きと帰りはペアを交代します。実践授業を積み重ね、利用者の気持ちを経験することで、より深い学びが得られていきます。
学校に戻って来た学生たちは、外での汚れを丁寧に拭きとっていました。一生懸命な姿に感動。