こども環境科 保育実習報告会

2020/12/09(水)
こども環境科2年生の保育実習報告会を開催しました。
例年であれば6月に開催しているはずの2年生の保育実習でしたが、今年はコロナ禍の影響を受け、10月に延期されました。こども環境科2年生は2週間の保育実習を無事終了することができ、これで全ての実習単位を終了したこととなりました。
1年生の1月に見学実習をさせていただいた園で、今回は指導案に添った設定保育を行なう参加実習を行わせていただきました。
10ヶ月ぶりに会う園児さんたちとの感動の再会。その著しい成長に目を見張るとともに、一年半学んで来た学びの集大成の実践の場として気持ちを引き締め、2週間の参加実習に取り組みました。
その実習報告会には、担当講師の先生方の他、1年生も参加して学びの報告やアドバイスを受けました。
1年生の前で、惜しみなく自分の反省点を披露し、自分と同じ誤ちを繰り返さないようアドバイスする姿に感動し、胸を打たれました。
保育士の卵であるあなたたちは、失敗から学んでいくのです。
失敗は決していけないことではなく、反省をし、自己の課題としてどう向き合い克服していくのかということが重要なことです。
学生時代は失敗や反省から多くを学び、成長していきます。
失敗を恐れずに、多くの課題を見つけて、より理想とする保育士像に近づいて欲しいと願っています。
コロナ禍の中、学生を受け入れ、そして、あたたかくご指導くださった園の関係者の皆様、本当にありがとうございました。衛生面においても、いつも以上に気配りやご配慮をいただいたことに感謝いたします。
報告会では、自己紹介や設定保育で活用した季節感あふれるアイデアを披露していました。
ハッピーハロウィン。仮装してゲームを楽しんだそうです。
ゴミ袋を活用して、ハロウィンのコスチュームを制作しました。
新聞紙を活用した紙鉄砲を披露してくれました。
アドバイスは先輩から後輩へのプレゼント。人前で自分の反省を話すのはとても勇気のいることです。先輩 勇気ある発言をありがとう。
1年生はしっかりと受け止めて頑張って欲しいと思います。
昨年の実習指導を担当してくださっていた、園長先生の経験が長い田仲先生からも、
「こどもたちの行動が出すサイン。その裏側には何があるのか。困っているのは保育者ではなく、こどもたち自身。コロナ禍のため、例年よりピリピリとした現場での実習だったと感じるが、保育の視点から余りずれない発表ができ良かった。2年生の振り返りの中味は大きく、1年生は受け止めて1月の実習に少しでも役立てて欲しい」と講評をいただきました。
制作に込める願いや想い。それは『保育』というファンタジー感のある特別な世界で、さらに輝きます。
全てはこどもたちの成長のために・・・