アクティビティ・インストラクターになろう!

2020/12/15(火)
アクティビティ・インストラクター資格認定セミナーin釧路を開催しました。
例年であれば釧路市内のホテルで開催し、外部の方々も受講の機会がある認定セミナー。今年はコロナ禍のため、本校で開催し、介護環境科1年生11名が講座を受講し、資格取得を果たしました。
アクティビティ・ケアとは、『その人の心が動いてやってみたいと思うこと』を用いた生活支援の方法です。
例えばそれは芸術であったり、遊びであったり、自然(動植物)への取り組みだったり、仕事や役割であったり、一人ひとり、心が動くことは千差万別です。100人いたら100通りのアクティビティが存在します。アクティビティーインストラクターはその人にあったオンリーワンを探していきます。
認定セミナーの講師は作業療法士で本校の非常勤講師でもある桂裕二先生。学生は、アクティビティ・ケアの生まれた背景を学び、“楽しさや喜び”といった目に見えない心のあり様に着目し、人間の生きる原動力につなげていくアクティビティ・ケアを学びました。
こころが動けばからだも動く・・まさしくこれはリハビリ改革。人間は、心が動けば秘めたる力を発揮して、身体もきっと動くということ。心の存在の大きさを感じました。
身体の底から熱くなるような楽しさの経験は、明日からの自身の生き方にもきっと変化をもたらすことでしょう。“こころが動くとからだも動く”ことを実感した講習会でした。
鶴の園クリニック 特別養護老人ホーム鶴の園 リハビリテーション課 課長の桂裕二先生。
わかりやすい解説とアクティビティ・ケアへの熱い想いで、学生は納得丸わかりの5時間を過ごし、全員、無事資格を取得しました。桂先生ありがとうございました。
高齢者には生命維持に関わる身体的栄養と、心も元気で明日への希望が持てる精神的栄養が必要なことを学びました。
セミナーの実践編、牛乳パックでおみくじを作成しました。割り箸に会話がはずむ質問を書きこみます。
会話がはずむコミュニケーショングッズの演習に取り組む1年生。
午後からはアクティビティ・トイを活用した演習を行いました。グループに分かれての連続ゲーム大会。点数化の計算は、認知予防のため、暗算しましょう。
かえるさんジャンプチーム対抗リレーを行いました。1番ジャンプ力のあるかえるはどれかな?

3階の廊下を使ったかえるさんジャンプリレー。童心にかえり頑張る学生たち。
(インスタで動画配信しました)
学生さんは「ソーシャルゲームとは違い、からだの中から熱くなる楽しさを感じた」と実感のこもった感想を語ってくれました。
くしろせんもん学校は、道内で唯一アクティビティ・インストラクターの資格が取得できます。
笑顔が笑顔を呼ぶアクティビティ・ケアの真髄を知り、この日新たに11名のアクティビティ・インストラクターが、ここ釧路の地で誕生しました。