介護環境科 実習報告会

2020/12/16(水)
介護環境科1年生は、先に経験した介護実習を振りかえった実習報告会を開催しました。
2名〜4名のグループとなり、特別養護老人ホームなど4つの施設に分かれて、4週間の介護実習を行いました。
報告会では総合反省として、各自がコミュニケーション・生活支援技術・介護過程について学んだことや心に残った関わりや出来事、関わりの中で気づいた自分の傾向と課題を分析し、発表しました。
今年は4月の入学後に、新型コロナウィルス感染症の影響により、1ヶ月半の休校期間がありました。その後の約半年間でよくここまで学びを深め、自己反省の課題を見つけることができたことに驚き、深く感動しました。
また、コロナ禍において、施設関係者の皆様には4週間という長期に渡っての受け入れと、ご指導・ご鞭撻をいただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。医療機関がどれほど大変な状況にあるのかを、肌で感じる昨今。命を預かる関係者の皆様のご苦労は図り知れないものがあると感じています。その渦中においての学生への応援をありがとうございました。
今、日本が向かう超高齢社会で、介護福祉士が果たす役割は大変重要であると感じています。
学びを経て、介護分野を担い活躍する日は遠くありません。
本実習で得た反省や課題を、日々の学びの中で少しずつ克服しながら、自分が目指す、そして理想とする介護福祉士像に近づけるよう頑張ってください。
一人ひとりに合わせた対応の仕方を学びました。
型通りの介護ではなく、「人」が「人」に寄り添う時の『気持ち』を少し理解できました。
一人ひとりの発表を真剣に聞く1年生。学びを共有することで、ここから得ることも大きな学びです。
障がい者施設でお世話になった4人は、特養の方々とはまた、違う視点の反省・課題が見えてきました。
入学式で「“覚悟“を持ち、2年間頑張って欲しい」とエールを送ってくださった杉村校長先生
『社会へ出ると、自分の思い描いていた理想は壊れていくこともあり、困難の繰り返しに思える場面に遭遇するかも知れない。自分の課題と傾向を分析できる人は素敵な人。鳥ように上から俯瞰し、自分を見つめて、自身を変えていける人として次を目指し、頑張って欲しい』との講評をいただきました。