障害の理解を学ぼう

2020/12/23(水)

介護環境科は障害についての理解を深め、障害のある人の体験や生活を理解し、周囲の環境にも配慮した介護の視点を学ぶことを目的とした障害の理解1・Ⅱを開講しています。

障害の理解Ⅰを学ぶ1年生は、『生活支援事業所あゆみ』へ2度目の校外学習を行い、この日は広報も同行しました。

前半は、職員の井上さんより障害の特性である『不適応行動』についての講義を受けました。
主に自閉症スペクトラム症の方への支援として、その特性と環境刺激の相互作用の視点に着目した生活支援の方法を学びました。
後半は、利用者の方々が講師となり『紙漉き体験』を行いました。
作業支援として行っている紙漉き体験を一緒に行いながら交流を図ることで、より利用者理解を深める貴重な機会となりました。
最後に、学生と利用者の方々全員で『世界に一つだけの花』を合唱しました。
自然とスクラムの輪が広がり、和やかな歌声が場の空気をよりあたたかなものに変え、歌声はいつまでも心にリフレインしていました。
一人ひとりの特性を理解し、環境への細やかな配慮を考えていくことが、利用者の方々だけの幸せだけに止まらす、社会生活を営む全ての人々の幸せにつながって欲しいと、歌を聞きながら切に願いました。

私たちのくしろせんもん学校が目指す教育指針“みんな幸せ いきいき ビジョン”
私たちは、みんなが幸せで、いきいきと過ごせる未来を想像し、教育活動を行っています。
本校は学校バスを活用し、校外学習を多く取り入れています。
バスの中でハイ・ポーズ(^_^)
問題行動と捉えがちな行動も、実は嫌なことを伝えているだけ。
不適応行動と呼び、その行動の意味は何かを考えます。
障害の特性とその行動を引き起こすさまざまな状況・刺激の環境面から探っていきます。
後半は『紙漉き体験』作業を行いました。4つの作業工程に分かれ、利用者の方々が講師となり、丁寧に教えてくださいました。
硬い牛乳パックを蛇腹に折っていきます。

ミキサーにかけドロドロ状にしたものを、型ですくっていきます。

教えるの、上手ですね。こんなに綺麗にできました!
みんなで合唱(^^♪心にさいた『世界に一つだけの花』
インスタ・ツイッターで動画配信しています。
こんなに素敵なプレゼントをいただきました。
漉き紙を活用した作品です。
一人ひとりへ手渡ししてくださいました。ありがとうございます。

早速学校のクリスマスツリーに飾りました。
眺めていると心がポカポカあたたかくなるクリスマスオーナメント。
ありがとうございました💛