国家試験対策講座を学ぼう!

2022/09/07(水)
国家試験対策講座を学ぼう!

本校の介護環境科を卒業すると、介護福祉士国家試験受験資格が取得できます。
釧根唯一介護福祉士養成校である本校は、2年生の1月下旬に開催される国家試験に向けた対策講座に力を入れ、サポート強化を行なっています。

専門分野に分かれた3名のプロフェッショナルな講師の先生方が、多岐にわたる4領域12科目74単元の試験問題を、1年生の後期から1年半かけて徹底解説してくださいます。
2年間学んできた専門科目を網羅した試験内容ですが、年度ごとに傾向が違い、甚大な量の学習内容は、ポイントを踏まえた対策が求められます。また、2023年1月に実施される第35回試験からは、新しいカリキュラムに基づく試験が実施され、それに伴い、各領域の出題数や出題順が変更される予定です。これらの傾向を踏まえた3名の先生方が、徹底解説してくださる対策講座の学びの蓄積は、学生一人ひとりの安心感につながってゆきます。

一人ひとりの努力が報われるよう、合格へ向けての安心サポートが魅力の対策講座です。
担当講師のお一人の匹田美紀子先生です。大学の社会福祉学部を卒業し、長く介護福祉士とて活躍されてきた匹田先生は、24年という長きに渡り、本校の非常勤講師として学校教育に携わり、学生指導にご尽力くださっています。対策講座では、主に介護の基本、コミュニケーション技術、生活支援技術、介護過程などを担当し、実例に基づいた根拠のある分かりやすい解説が魅力です。
匹田先生手作りの過去問プリントを解きながら、なぜその答えなのかの理由を含めた解説を聞き、納得しながら学習します。関連問題や捻り問題への応用情報も必見です。
匹田先生考案の『自分たちで問題をつくろう!』を実践しています。一日に一人ずつ、学生自身が問題を作成し、壁に貼り出します。問題を解き、正解できた人は、名前を記入し、全員の名前が揃うまで、プリントを掲示しておきます。
教室の壁に貼り出され学生自らが作成した問題プリント。全員が正解できるまで、掲示は続きます。12日ごとに巡って来る問題作成と、1日1問ずつ新たな問題に向き合う機会が、全員合格への道へとつながってゆきます。
一人ではない。みんなで頑張ろう!
最も重要な部分は、先生が板書してくださるので、安心ですよ!
教科書はこちら。見て覚える国試対策ナビ2023。図表やイラストを用いた解説で理解しやすく、項目毎に整理され、効率よく学習できますね。

現在、介護福祉士国家試験受験資格を得るには2つの方法があります。
1つ目は、2年間 専門学校で学ぶという方法。2つ目は現場で働きながら積む実務経験3年間と、実務者研修という450時間の通信教育を受け、国家試験に臨むという方法です。
しかも、専門学校・大学・短大(2年以上)は、令和8年度の卒業生までは、たとえ不合格となっても5年間継続して介護等の業務に従事することで、介護福祉士に登録されるという経過措置が適用されます。

専門学校での専門的な学びは、対策講座の安心感に止まらず、介護福祉士として必要不可欠な確かなスキルと豊かな心を育んでゆきます。