こころとからだのしくみIを学ぼう!

2022/10/05(水)
こころとからだのしくみIを学ぼう!

本授業では、人体の構造や機能を理解するための基礎的な知識を習得し、介護における安全な留意点をこころとからだのしくみから理解していきます。

介護実践での根拠と、人間の基本的欲求や生命維持のしくみなどを学び、利用者の方の生活を支える介護実践(食事・排泄・身じたく、睡眠など)との関係についても学んでいきます。

この日の授業では、「変化と気づきの対応」の項目で鼻出血の原因と対応、医療職との連携についてと、食事に関連したこころとからだのしくみ『なぜ食事をするのか』という、私たちの生活にとって大変身近な、食事のしくみについて学習しました。
学生は自分自身の日頃の食生活を振り返りながら、前期で学んだ『からだのしくみ』を振り返りながら、人間にとって必要不可欠な栄養素のはたらきや、バランスの取れた食事の大切さについて、興味深く学んでいました。
担当くださるのは、介護老人保健施設 老健くしろ 元教務部長の五十嵐あや子先生です。介護施設において、長年職員の教育に携わって来た五十嵐先生の講義は、根拠にもとづく介護実践の大切さをご教授くださる素敵な授業です。
前期での学びを振り返りながら、大切な部分を何度も繰り返しながら根気よく学習していきます。
介護福祉士の仕事は、命を支える大切な仕事です。なぜ、そうすべきなのかという根拠と紐づけて学ぶことで、現場における介護実践で、その人に寄り添う安心・安全な介護を実践することができます。
農林水産省から提示されている食事バランスガイドです。
健康を維持するために、日常生活で摂取するべき食事を、5つの料理グループに分け、イラストを用いて分かりやすく表示されています。
主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5つの料理グループで表示し、その食材や量を『つ』という新しい単位で数えます。
果物を例にとると、(一つの基準果物の重量約100g)みかんは1個は「1つ」、りんごであれは半分で「1つ」と数えます。果物は1日に「2つ」必要なため、私たちはみかん1個とりんご半分を食べると1日の必要量が満たされます。(もちろん、他の果物も代用可です)

大変分かりやすい、食事バランスの考え方を教えていただきました。

普段の食事はどうかしら?
学校へ入学し、一人暮らしを始めた学生さんもいます。自身の食事についても振り返ることができました。
こころとからだのしくみは、介護実践の根拠となる、人間の心理や人体の構造・機能および介護サービスの提供における安全への留意点について学習します。
生活障害はどのようなメカニズムで生じるのかを学び、よりよい介護実践に活かしていけるよう、熱心に学ぶ1年生でした。