こども理解を学ぼう!

2022/10/07(金)
こども理解を学ぼう!

本授業では、子どもの視点に立ち、子どもを理解するとはどのようなことなのかを、子どもが見せてくれる姿や行為を読み解くことにより理解し、その理解に基づいた援助とは何かを、現場で起こりうるさまざまな事例の分析を通し探ってゆきます。

保育者は、それぞれの子どもの思いや育ちを丁寧に捉え、その内実を理解し、その上で、そこで求められる援助のあり方を考えてゆく必要があります。

子どもは信頼している人の前では自分の気持ちを正直に表します。そして、その気持ちを受け止めてもらうことで、さらにその人に対する信頼を深めます。
この人なら、安心・安全だと子どもに思ってもらえる“あたたかい保育者”であるために、子どもの行動の奥にある気持ちを理解していくことが重要です。
どうしてだろう、なぜなんだろう、と想像しながら関わってゆくことで、子どもへの理解がより深まってゆくことを、本授業では事例を通し丁寧に学習してゆきます。
担当くださるのは、公認心理師、学校心理士、教育学修士、養護教諭の資格をお持ちの伊藤眞理先生。現在、北海道公立学校カウンセラーや看護学校講師としてご活躍されています。
長年の養護教諭としてのキャリアを活かした、一人ひとりの学生に寄り添った教育をご教授くださっています。「皆さんが考える答えに間違いは無いですよ」とのあたたかい声掛けに、学生は安心して、自信を持ってワークシートに取り組んでいます。
教科書の音読も、先生が側に寄り添ってくれるので、安心ですね。
「どんな答えにも間違いは無いのです。自分なりに書けば良いのですよ」という伊藤先生の言葉は、100%安心して学べる魔法の言葉です。
自分を信じて頑張れば、頑張る程、理解が深まり、学ぶことが楽しくなる授業です!!

自分で考えること、想像することが大切。
現場に立ち、子どもたちへの対応で悩んだ時、自分自身で考えるというこの気づきが、解決へのキーワードへと導いてくれるはずです。
「子どもの側に立った、子どもが見せてくれる行為、表現の意味を丁寧に感じ取り、その理解に基づいた援助ができる保育者に、皆さんならきっとなれます」と熱く語る伊藤先生の言葉に、クラスは肯定感あふれる空気で満たされます。

『こども理解』という科目は、私たち大人の心にも切々と訴えかけてくる大きな学びがありました。
行動の奥にある気持ちを理解する、行動には必ず理由があることを理解し、真摯に向き合う人が増えることで、この世界はもっともっと優しくあたたかい世界へと変化してゆくことでしょう。
その優しく、あたたかい手を、ここから、未来へ。