読み合いワークショップから学ぼう!

2022/12/13(火)
読み合いワークショップから学ぼう!

介護環境科1年生は4週間の介護実習Iを終え、実習の振り返りの授業に取り組み、事後指導の中で学びを深めています。
『相手に寄り添うとは?』との視点をより深く学んで欲しいとの観点で、読み合いワークショップで介護実習の振り返りを行った介護実習事後指導。
多くの絵本の中からその人に合う一冊を見つけ、互いに絵本の読み聞かせを行うという内容で、相手を知るという行為から始まったこの日のワークショップ。

ペアとなった人と何点かのインタビューを仕合い、相手の人柄を知り、そこから得た情報をもとに、その人に読み聞かせてあげたいと思う一冊を選んで、互いに読み合いを行いました。
なぜその絵本を選んだのか、読んでもらった感想はどうだったのか、それぞれの受け止め方はそれぞれ違い、真の意味で相手に寄り添うとはどのようなことなのかを、深く学ぶ機会となりました。

演習では多くの気づきや発見がありました。その気づきを大切に、との願いが込められたこの日の演習で、学生は『寄り添う』という介護の現場において大切な学びを深めました。
介護実習指導Iを担当するのは、介護環境科1年TAでもある長谷先生です。さまざまな視点から学生自らが進んで学びを深められるような、工夫がいっぱいの授業を展開しています。
楽しい工夫が盛り込まれた学びシートに添って、ゲーム感覚でペアが決まりました。決められた手順に沿ってインタビューしていくと、自然と相手の好きなものや人柄を知ることができました。
別室に設置した多くの絵本の中から、インタビュー・自己紹介文などを参考に、相手が喜んでくれると思うような絵本を一冊選びます。
相手について良く考え、どんな絵本なら喜んでくれるかな?と思案する学生たち。
さぁ、とっておきの一冊が決まりました。好きな場所を2人で選び、相手のことを考えて、相手のために選んだ絵本を読みました。
選んでもらった本の紹介→選んでもらった感想(私)+選んだ理由(相手)を発表しました。

それぞれの受けとめ方の違いも含め、それぞれ違ってみんな良いのです。
相手の気持ちになり想像してみること、それがとても大切なのですね。
現場実習を終え、改めて『相手に寄り添うとは?』について、深く考える機会となりました。

ひとりひとりに寄り添い
その方が必要としているところに目・手をかける
そして、「大切なあなた」と伝える