アクティビティ・ケア(華道)を学ぼう!

2023/01/16(月)
アクティビティ・ケア(華道)を学ぼう!

アクティビティ・ケアとは、その人の好きなことや、楽しいと思うこと行い、生活支援に活かしていく方法です。アクティビティ・ケアIでは、華道アクティビティを4講受講します。日本の伝統文化である華道を学ぶことで、介護福祉士として対象者の生活の豊かさに寄与できる支援の方法も含めて学習していきます。

華道の授業では、私たち日本人が古くから親しんで来た四季折々の自然を愛する心と、節句ごとに季節の花を生けて、節目としての節句や行事を大切にする習慣にも着目していきます。これから現場で出会う高齢者の方々は、節句や行事、日本の伝統文化を大切にしてきた世代です。将来、介護福祉士として利用者の方々と接する時に、ふとした会話の糸口として、華道の心得やお花の知識や作法は大いに役立つことでしょう。
ご担当くださるのは、お花の道で60年、華道 未生流の佐藤瑠美子先生です。本校での授業講師を11年間引き受けてくださっている瑠美子先生。長きに渡り、学生指導にご尽力くださるとともに、入学式では毎年式花をご寄贈くださり、私たちは華やかなお花を約1ヶ月近く愛でる機会をいただいています。
1月15日までを小正月といい、この日はお正月飾りとして、若松・千両・ガーベラを生けました。
花材の生け方にはバランスがあり、基本の生け方を教わりながら形を作っていきます。同じお花を基本に添って生けても、なぜか個性が現れるのです。
この日はアクティビティ担当の豊島先生もアシスタントとして駆けつけてくださいました。
生け終わり、残った花材はそのまま捨てません。小さく切りまとめ、生けた場所も綺麗にして、終了することも作法の一つです。どの仕事にも通じる後を濁さず精神を教えていただきました。
素敵なお花が1Fの廊下に並べられました。寒い時期はお花も長持ちし、しばらく私たちをその美しさで癒やしてくれることしょう。お花がある暮らしは、私たち日本人をほっとさせてくれます💛